ずっとずっとそばにいたひと。
いてくれたひと。
「俺が初めて、守りたいって思った存在だから」
頬に触れたきみの手は、何よりもあたたかくて、大切で。
ねえ、約束をしよう。
きみはわたしのもの
わたしはきみのもの
わたしの生まれたあの日から。
きみの指を握りしめた、わたしたちのはじまりの日から。
***
小さな頃からずっと一緒。
あまりにも近すぎて、だからこそうまく距離を縮められない、不器用なふたり。
そんな月乃ちゃんとかなちゃんがお互いを想う気持ちは切なくて、心がぎゅっと締め付けられるけれど、同時にすごくすごく愛おしくなるのです。
彼が誓った言葉はきっと永遠。
幸せになってほしいふたりの、ほのぼのとした恋のお話です。
ぜひご一読ください。