SS -ショート・ストーリー-


迷いなしで、二つ返事でOKした時は

「即答なんだ?」って言って、笑ってくれた。

君の笑った顔は天使のように

可愛くて愛くるしい笑顔だった。

それから毎日一緒に帰って

休みの日は一緒に遊んで

学校でも

一緒にお昼を食べて …

夢じゃないか、と思う日々が続いて

私は本当に幸せだったんだ。

それなのに、それなのに

私に病気が発覚してしまった。
余命は三ヶ月。

かなり進行していたらしい。

私自身体調も優れない日が多くて怖かった。

だけど、彼と一緒に居たくて我慢していた。

… それが、ダメだったなあ と後悔しても

… もう … 遅いんだ。



< 20 / 34 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop