SS -ショート・ストーリー-
*お仕置き*
私には、大好きな彼氏がいます。
その彼氏は口が悪くて不良で …
口に出すだけでも恐ろしい … そう、
とんでもない男子だったんです。
出会いはロマンチックなものじゃなければ
運命的な出会いでも何でもない
へんてつな出会いだったんです。
普通に朝、学校があるから
普通に電車に乗って
普通に毎朝登校してただけなんです。
「おい、そこの女」
この一言で私の運命が大きく変わるなんて
全く予想してませんでした。
いや、むしろ
できる方がおかしくないですか?
その日を境に私と彼は話すようになって
最初こそ怖い人だと思っていたのですが
意外にも優しくて、いつしか二人とも
惹かれ合ったんでしょう … 多分ですが。