青い糸【完】
「......あたしは......─────」
─────北原くんが言っていたように、優しくなんてないし
綺麗でもない。
─────瞬間、足がもつれてバランスを崩してしまった。
あたしの身体は地面に叩きつけられ、ドサっという重たい音をたてながら倒れてしまった。
疲れきったあたしは、もう立ち上がることが出来ない。
どこからか聞こえる、知らない声があたしの名前を呼んでいる。
...ダメだ...。
立ち上がれない。
それにもう、視界も頭もクラクラしてる。
...貧血のときに似ている......。