青い糸【完】
楽しくなんかない。
生きる意味なんてわからない。
過去に潰されそうで
前なんか見えなくて
誰かに手を差し伸べられたって、信じきって握ることなんて出来ないの。
本当は怖い。
怖くて、怖くて、誰かに傍にいてほしいの。
...だけど...あたしの傍にずっといてくれる人なんていないでしょ?
あたしが信じていても、その人はあたしを嫌いかもしれない。
人の心なんてわからない。
だから、怖い。
だから、心を開けない。
目を開けているときのあたしは、どうしようもなく冷たくて、バカで、素直じゃないの。
そんなことはわかってる。