青い糸【完】
「────...昼休み、終わったな」
「......」
あれから数分、数十分くらい、あたしは泣き続けていた。
佐伯はずっと、そんなあたしを離さないでいてくれた。
「...」
恥ずかしくて、あたしは三角座りになって顔を膝に埋める。
「...梨咲乃ー」
「......」
「...なんで返事しないんだよ」
「...だ、だって...」
「ん?」
「...恥ずかしいし......」
「......ん。俺も...」
「......」