青い糸【完】
「...とにかく、もうすぐ先生が来て授業が始まる。次の休憩に、弁当食べなよ?」
「うん。...ごめんなさい、心配かけて......」
「...気にしないで」
「......」
3人の間に沈黙が走りかけたとき、教室に先生がやって来た。
「席に着けー。授業始めるぞー」
あたしたちは自分の席に着席し、いつも通りに授業を受けた。
周りの視線が、あたしに集中しているのがわかる。
だけどあたしは、気にならなかった。