青い糸【完】











「.........はぁ」



小さく息を漏らしたあたしは、パっと起き上がり、真っ直ぐと黒板のほうに視線を向ける。



騒がしい教室のあちらこちらには、たくさんのグループが出来ていて、世間話などに花を咲かせている。



その教室の中心部分で1人、真面目に席に座っているあたしに、話しかけるヤツなんていない。







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