王子?不良?それとも、ホスト?
ゾワッ──

あたしは、一気に身の毛がよだった。

…何?
何で笑ってるの?

この子、本当にさっきの可愛かった男の子…?

「…」

あたしは、恐ろしさの余り声が出なかった。

だけど男の子は、そんなあたしを見て楽しそうに声を上げて笑いだした。

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