王子?不良?それとも、ホスト?
あたしは、床に座り込んだまま黙っていた。

そして、あたしを殴っていた女子達は大雅に笑顔を必死に向けているようだ。


「た、大雅くん!ど…どうしたの?」

さっきまで、鬼みたいな顔して殴ってきてたくせに…。
大雅は教室のドアを閉めてあたしの方にゆっくり歩いてきて、あたしに背を向け女子3人の方を向いた。

「…は?なにやってんだって聞いてるんだけど。」





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