怪物眠り島



「ところで凛、席ここにしたの?」



一通り私たち三人の中で自己紹介が終わったところで、愛里が口を開く。



「うん」



私が選んでいた席は、窓際の一番後ろ。



隣には誰もいない席だ。



「ええーっ!愛里と隣になろーよー!」



頷く私に愛里が不満の声を漏らした。



そのときだった。






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