怪物眠り島



「ねえ…、なんか岡田、元気なくない?」



「うん…何かあったのかな」



すぐ近くで、愛里が敦子に小声で言っているのが聞こえた。



確かに…



初めて先生を見る私でも、心なしか元気がないように感じる。







「おら、聞こえなかったのか?出席取るぞ。早く席につけ」



なかなか席に着かない愛里たちにしびれをきらしたのか、先生がこちらを睨んだ時だった。







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