怪物眠り島



おじさんの言葉に私は笑った。




「大丈夫だよ、永吉おじさん。


新しい場所に慣れたら、ちゃんとまた顔見せに行くから。」




「約束だよ、凛ちゃん!」






おじさんは白い歯を二カッと見せると、改めて船を漕ぎ続けた。






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