怪物眠り島



「ありがとう」と言いながらおじさんから荷物を受け取る。



「ほんじゃあ、オレは帰るけど…


ほんとについていかなくて平気かい?」



「うん、平気。ここからはひとりで行く」



心配そうに見てくる永吉おじさんに、私はなるべく安心させるように笑顔を浮かべてみせる。







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