怪物眠り島



心細いのが本音だけど、さすがにこれ以上迷惑をかけるのは申し訳ない。



これからまたあの長い海の道のりを、永吉おじさんは帰らなければならないのかと思うと尚更…。



「そうかい…。何かあったら遠慮なく電話してくれ。すぐに駆けつけてやっからな!」



「ふふっ、永吉おじさん、ありがとう。」



相変わらず優しいおじさんに自然と笑いがこぼれる。




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