怪物眠り島



おじさんは「またな、凛ちゃん!」



最後にそう言うと再び船に乗り、来た道を戻り始める。



私はしばらく、おじさんに手を振り続けた。





やがて…



おじさんの姿は米粒くらいに小さくなる。



そして海の向こうへと消えた。





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