君のところへあと少し。
(その7)波留と和也
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ふいっと顔を背けられて、まともにハルの顔が見えない。
さっきまで、はにかんで笑ってたあの表情がもう一度見たい。
「ハル…?」
「び、、、っくりしただけだから。
いきなりだったし!あ、みんな何処かに行くとこだったんじゃない?
ナリも一緒に行った方がいいんじゃないの?」
一気に喋ると黙る。
表情が見えないだけに苛立つ。
「ハル、こっちを向け。」
立ち上がり、ハルの腕を掴み引き上げるように立たせる。
立っても自分の胸元しかないハルの表情は見れない。
身体を半分折る様にして覗き込み、ようやくハルの表情を見る事が出来た。
今にも泣きそうな…傷付いた顔。
「ごめんな、ハル。オレが守ってやればよかったのに…嫌だったよな。」
首を横に振ることしかできなかった。
さっきまで、はにかんで笑ってたあの表情がもう一度見たい。
「ハル…?」
「び、、、っくりしただけだから。
いきなりだったし!あ、みんな何処かに行くとこだったんじゃない?
ナリも一緒に行った方がいいんじゃないの?」
一気に喋ると黙る。
表情が見えないだけに苛立つ。
「ハル、こっちを向け。」
立ち上がり、ハルの腕を掴み引き上げるように立たせる。
立っても自分の胸元しかないハルの表情は見れない。
身体を半分折る様にして覗き込み、ようやくハルの表情を見る事が出来た。
今にも泣きそうな…傷付いた顔。
「ごめんな、ハル。オレが守ってやればよかったのに…嫌だったよな。」
首を横に振ることしかできなかった。