君のところへあと少し。
45
「ナリ?どうしたの?」
急に声がして飛び上がるほど驚く。
「いや、水ねぇかなーと。」
「あるよ、引き出しの方。あ、プリン食べる?ナリ好きだったから作ったの。」
衣擦れの音がする。
服を着てるとしたら、今は振り向かない方がいい。
「いた、っ!」
不意に声が変わって気になって、ハルのそばに駆け寄る。
「大丈夫か…?」
バッチリと見てしまいました。
ま、今更照れる仲じゃないけど。
「スケベ。なに見てるの?」
「ん?パンツ履いてるハルの姿。」
「…プリンあげない。エロオヤジ。」
「そのエロオヤジに“もっと〜”って強請ったのは誰でしたっけ?」
全身が朱に染まる。
「ばっ…」
「バカって言う人の方がバカなんですー、だよな?」
あぁ、こんな感じ。
言いたいこと言い合って、バカやって、でもちゃんと愛し合えて。
ハルとなら、こういう自然な関係でやっていける。
ずっと。
ちゅ、と肩口にキスをして。
後ろから抱きしめる。
「ちょ、ナリ、着替えられないって」
「着替えるな、って意味だよ。」
ようやく手に入れた、宝物。
ハルの心まであと少しだった、ちょっと前のオレ。
頑張ったご褒美はプリンだけじゃ物足りないよな?
「もう1回…じゃなくて何回も。抱かせろ。まだ足りない。」
「うわぁ」
グイッと引き倒すとのしかかって身動きとれないようにする。
「ナリ、待って、あの、」
「あ、彼女なんだからさ、ナリじゃなくて和也って呼べよ、ハル。」
そう伝えたらハルの動きが止まった。
「そのうち、川瀬 波留から三浦 波留にしてやるから、ついてこい。」
胸を弄る手が暖かくて。
抱きしめられた身体はとても正直だから。
「はい…。」
ずっと一緒にいよう。
急に声がして飛び上がるほど驚く。
「いや、水ねぇかなーと。」
「あるよ、引き出しの方。あ、プリン食べる?ナリ好きだったから作ったの。」
衣擦れの音がする。
服を着てるとしたら、今は振り向かない方がいい。
「いた、っ!」
不意に声が変わって気になって、ハルのそばに駆け寄る。
「大丈夫か…?」
バッチリと見てしまいました。
ま、今更照れる仲じゃないけど。
「スケベ。なに見てるの?」
「ん?パンツ履いてるハルの姿。」
「…プリンあげない。エロオヤジ。」
「そのエロオヤジに“もっと〜”って強請ったのは誰でしたっけ?」
全身が朱に染まる。
「ばっ…」
「バカって言う人の方がバカなんですー、だよな?」
あぁ、こんな感じ。
言いたいこと言い合って、バカやって、でもちゃんと愛し合えて。
ハルとなら、こういう自然な関係でやっていける。
ずっと。
ちゅ、と肩口にキスをして。
後ろから抱きしめる。
「ちょ、ナリ、着替えられないって」
「着替えるな、って意味だよ。」
ようやく手に入れた、宝物。
ハルの心まであと少しだった、ちょっと前のオレ。
頑張ったご褒美はプリンだけじゃ物足りないよな?
「もう1回…じゃなくて何回も。抱かせろ。まだ足りない。」
「うわぁ」
グイッと引き倒すとのしかかって身動きとれないようにする。
「ナリ、待って、あの、」
「あ、彼女なんだからさ、ナリじゃなくて和也って呼べよ、ハル。」
そう伝えたらハルの動きが止まった。
「そのうち、川瀬 波留から三浦 波留にしてやるから、ついてこい。」
胸を弄る手が暖かくて。
抱きしめられた身体はとても正直だから。
「はい…。」
ずっと一緒にいよう。