この恋よ届け
「高司くーん」

わたしは、幼なじみ兼おとなりさんの

タカジ カズキ
高司 一樹くん

といつも一緒にいた


いつも一緒にいたから

まわりの人には、

「新婚さーん」

何て言われてた


わたしは、恥ずかしかったけど

高司くんはいつも自慢してたんだ

『俺の嫁さん可愛いだろって』

別に付き合ってたわけじゃないけど

両想いではあったんだ

でもそんな彼との別れもすぐにやって来た...



『ゴメン美月...』

「どうしたの?高司くん」

『突然だけど...俺あした引っ越すんだ...』

「へっ?うそだよね?」

『いや...わりぃ...』

「いかないで高司くん!」

『また戻ってくる、5年後必ず迎えに来るから、まってて!?』

「えっ、まって高司くん!ぐすっ...」
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