私とキミの距離


見つめられた高畑くんの瞳が真剣で
ドキッと心臓が跳ねる。


口を開いて、何か言おうとして…



しかし、そこで止まる。



真剣な表情から一気に
さっきの、人懐っこい笑顔に戻った。





「山口さんって、篠田のこと好きでしょ?」



一瞬、時が止まった。



………えっ?



なんで、知って……?




「えっ……」
< 149 / 382 >

この作品をシェア

pagetop