私とキミの距離


「いじわる」


そう言うと、
陵くんは優しく笑った。



「ごめんね」




「……でも、好きだから許す」



「ありがと……
でも……」



優しい笑顔が怪しい笑顔に変わる。



「俺の方が好き、だよ」



「~…//」




……きっとこれからも、この笑顔に振り回されるだろうな。



愛しい愛しいこの笑顔に。



~Fin~
< 377 / 382 >

この作品をシェア

pagetop