とある女子高生の日常
4月○日 (土)



ちい「さっみぃーー!」




今日はS市の、ジャ○コに来た。


いつものメンバーいつもの顔ぶれ。
とは言っても、まだ、出会って数十日。

入学してすぐ仲良くなったのが、
この…め、メンバーだった…。


そのメンバー四人で、

本日は遊びに来ました!ジャ○コ!!



香「しかし、今日は本当に寒いねぇ…」

ちい「凍るね…」

可那子「凍りはしないと思うけど…」

紬「いや、凍るかもよー」

ちい「もう夏だもんね」

香「いや、ちがう。まだ春」

ちい「あ、そっか」


紬「しかし、寒い!寒すぎる!」


可那子「もうジャ○コ入ろうよー」

ちい「いいよー」


紬「てか、なんで入らなかったんだろうね」

香「たしかに」


ちい「ん…?あー!雪だ!!」

可那子「あー…それは雨の間違いだ」

ちい「なんだ…」

紬「まっ、はやくジャ○コ入ろ?…か、…」

香「…ん?」


紬「…かお…かおる、ちゃん……?」


香「…」

紬「…」



そう。

わたしたちはまだ出会って数十日。


名前?そんなの、まだ一切覚えてない。←

ただ、雰囲気で、感じとるのさ。


それが友達、ってものでしょ?





ちい「まあ、うん。今からどうする?」

紬「どうしようねぇ…」

可那子「映画、観る?」

香「そうだね、観よっか」

ちい「でも、どの映画を?」

可那子「あっ、これは?プラ○ナデータ」

香「あー、これ観たかったんだー!」

紬「わたしもー!まだ観てなかったからさ」




ちい「わたし、これ、もう二回観た」





紬「」


香「」


可那子「」








そう。
わたしたちはまだ出会って数十日。


相手の事情?そんなの知らない。←

だって、まだ、出会って数十日なのだから。



雰囲気で感じとり、雰囲気で流す。

それが、友達ってものでしょ?
いや、ものなのかな?

まっ、いっか。


< 2 / 2 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop