その笑顔に嘘はないの



「かーつやっ!!」


甘えるように岡本くんに抱きつく麻耶。
きっとあたしと岡本くんが仲良く話してたから嫉妬したんだろう。


「ん、どうした?」


「なんでもなーい。克也に抱きつきたくなっただけ。」


こんなん目の前で見せつけないでよ...



「凛、どうした?なんか元気ないけど。」


「あ、大丈夫。ごめんね、心配かけて。」


「そっか。なんかあったら相談しろよ。」



あたしが岡本くんに惚れていたことを、
麻耶はもう気付いていたんだね...


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