恋花火~あの日、言えなかったコトバ~
HAPPY BIRTHDAY SONG
喫茶店での誕生日パーティーを終えた後、
あたしは待ち合わせの30分前からナオキくんを待っていた。
さすがにこんなに早くからは来てないみたいで、こっそり物陰に隠れて驚かせようかな、なんて考えていると、
「あれ?待ち合わせ時間俺間違えちゃった?」
と声を掛けられた。
「ううん、少しでも早くナオキくんに会いたかったから早めに来ちゃった」
「良かった、じゃあ行きますか」
そう言って歩き出すナオキくんの手を握る。
「何か今日は積極的だな、熱でもあんのか?」
空いてる方の手で、あたしのおでこをナオキくんが触る。
「もー、どういう意味?」
「悪い悪い、いつもはカナが自分から手繋いだりしないからさ」
「今日は特別なんだよ。大好きな人と誕生日を一緒に過ごせて、あたしすごい幸せ」
今度は無造作に頭を優しく撫でてくれる。恥ずかしいけど…何かいいね、こういうの。
「今日どっか行きたいとこある?一応プランは考えてきてるけど」
「あ、じゃひとつだけ行きたいとこあるけどいい?前から一緒に行きたかったところがあるんだ」
「OK、もちろんいいよ、行こうか」
あたしは待ち合わせの30分前からナオキくんを待っていた。
さすがにこんなに早くからは来てないみたいで、こっそり物陰に隠れて驚かせようかな、なんて考えていると、
「あれ?待ち合わせ時間俺間違えちゃった?」
と声を掛けられた。
「ううん、少しでも早くナオキくんに会いたかったから早めに来ちゃった」
「良かった、じゃあ行きますか」
そう言って歩き出すナオキくんの手を握る。
「何か今日は積極的だな、熱でもあんのか?」
空いてる方の手で、あたしのおでこをナオキくんが触る。
「もー、どういう意味?」
「悪い悪い、いつもはカナが自分から手繋いだりしないからさ」
「今日は特別なんだよ。大好きな人と誕生日を一緒に過ごせて、あたしすごい幸せ」
今度は無造作に頭を優しく撫でてくれる。恥ずかしいけど…何かいいね、こういうの。
「今日どっか行きたいとこある?一応プランは考えてきてるけど」
「あ、じゃひとつだけ行きたいとこあるけどいい?前から一緒に行きたかったところがあるんだ」
「OK、もちろんいいよ、行こうか」