恋花火~あの日、言えなかったコトバ~
「ど、どうだった?あたしうまく歌えたかな?」
ゆっくりと3人の方に視線を向ける。
「すごいよかったよ!思わず泣いちゃった」
ハンカチで目を押さえながら、サヤカとマイがほめてくれた。そしてナオキくんも
「ああ、合格だ。悪い、ちょっとトイレ」
素っ気なく出ていく。
…よかった。
ふぅ、と一息つくあたしに
「彼氏さんトイレで号泣中だねきっと。
カナが歌ってる途中、うちらより先に目がうるうるしてたもん」
マイがこっそり教えてくれた。
「そりゃあ生みの親としては当然でしょ、カナの歌ってるとこイメージしながら作ったって言ってたし。でもよかったねカナ、これで一緒にバンドできるよ」
「うん、…ってえぇ?何それ、聞いてないよっ」
さらりとサヤカが今まであたしの知らなかった秘密を打ち明ける。
「多分、カナの覚悟を見たかったんじゃない?結果はどうでも最初から合格させるつもりだったんだよ、きっと」
その言葉に今度はあたしが泣き出してしまう。
どれだけあたしが大切に想われているか、
改めてあたしはナオキくんからの愛を感じたような気がした。
それからみんなでファミレスに移動し、御飯を食べてから解散した。
別れ際、ナオキくんが
「これからは一緒にいられる時間、もっと増えるな。あまりあからさまにいちゃつけないけど」
「うん、あたしは大丈夫だよ。これからもいっぱい、素敵な曲一緒に作っていこうね」
どちらからともなくゆっくりと顔を近付けあって、あたしたちはこの日、3度目のキスを交わした。
ゆっくりと3人の方に視線を向ける。
「すごいよかったよ!思わず泣いちゃった」
ハンカチで目を押さえながら、サヤカとマイがほめてくれた。そしてナオキくんも
「ああ、合格だ。悪い、ちょっとトイレ」
素っ気なく出ていく。
…よかった。
ふぅ、と一息つくあたしに
「彼氏さんトイレで号泣中だねきっと。
カナが歌ってる途中、うちらより先に目がうるうるしてたもん」
マイがこっそり教えてくれた。
「そりゃあ生みの親としては当然でしょ、カナの歌ってるとこイメージしながら作ったって言ってたし。でもよかったねカナ、これで一緒にバンドできるよ」
「うん、…ってえぇ?何それ、聞いてないよっ」
さらりとサヤカが今まであたしの知らなかった秘密を打ち明ける。
「多分、カナの覚悟を見たかったんじゃない?結果はどうでも最初から合格させるつもりだったんだよ、きっと」
その言葉に今度はあたしが泣き出してしまう。
どれだけあたしが大切に想われているか、
改めてあたしはナオキくんからの愛を感じたような気がした。
それからみんなでファミレスに移動し、御飯を食べてから解散した。
別れ際、ナオキくんが
「これからは一緒にいられる時間、もっと増えるな。あまりあからさまにいちゃつけないけど」
「うん、あたしは大丈夫だよ。これからもいっぱい、素敵な曲一緒に作っていこうね」
どちらからともなくゆっくりと顔を近付けあって、あたしたちはこの日、3度目のキスを交わした。