闇の中の復讐と愛【前編】



「うわ…」



私は彼らを見てボソッと呟く。



そんな私の存在に気付いたのか、



「わぁ~夕璃ちゃんだぁ~っ!!」



そう言って腕を広げて駆け寄ってくる奏輔をかわす。



「ちぇっ少しくらい抱き着いても良くない??」



全然良くない。



「で、なんで佐伯夕璃さんが私たちの溜まり場に来てるんでしょうか?」


答えてください、龍一。そう付け加えて話す宵。



少し不機嫌そうな顔をして…



< 193 / 297 >

この作品をシェア

pagetop