嘘と煙草と君とチョコレート
ROCKET DIVE
「亜紀さん、ちょっといい?」

そう言って袖を引っ張ると、
亜紀さんは微笑みながら頷いた。


今日はストだったけど、
林さんと何も話せないまま終わってしまった。


・・・いや、違う。

林さんは何度も話し掛けに来てくれているのに、
私の方がうまく言葉を返せなかっただけ。


一ファンの私が林さんとメール?

そんな事して本当にいいの?
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