嘘と煙草と君とチョコレート
夜中の3時を過ぎた頃、
私の大好きな曲が流れた。

「ん・・・メールだ・・・」

こんな時間に誰だろう。

浅い眠りから引きずり出され薄目を開けると、
"林幸喜"
という文字が見えた。

「嘘!?」

私はベッドから飛び起きた。

今さっきケータイに登録したばかりの林さんのメアドが表示されている。

急いでメールを開いた。


[遅れてごめん。
そうだよ〜。]

私はディスプレイに表示された林さんからのメールを、
指先で軽く撫でた。


「夢じゃないんだ・・・」
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