嘘と煙草と君とチョコレート
[本当に来る?
てか、何回も同じ事聞いてごめん。]

このメールを送って1時間、
返事は返ってこなかった。

「さすがにもう寝てる・・・かな。」

時計を見ると、朝の5時。

外は明るくなっていて、
新聞配達のお兄ちゃんがバイクに跨り
慣れた手つきでカーブを曲がっていった。

雀の小さな鳴き声を子守歌に、
私は深い眠りに就いた。
< 146 / 380 >

この作品をシェア

pagetop