嘘と煙草と君とチョコレート
「-----っ!?」

びっくりしすぎて声も出ない。

またからかわれてる・・・?

[本当にいいの!?]

[花火したいんでしょう?
いいよ。
みんなには内緒だよ。]

[一緒に花火してくれるの?]


自分でもかなりしつこいと思う。

でも何度も聞いて確かめないと、
現実のものとしての実感が湧かなかった。


[いいよ。そのかわり内緒だよ。]


"内緒"という言葉に胸が締め付けられる。


誰にも言えない二人だけの秘密・・・
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