嘘と煙草と君とチョコレート
「いや、さっきメール送ったのに返事こないから・・・」

まるで子供みたいな拗ねた口調。

「あ、ごめん。
さっきまで優希と電話してたから、
まだ見てない。」

「そっか。
ただ"家着いた"って伝えたかっただけだで、いいよ。
明日来るよね?」

さっきとは一変して、
急に明るい口調になった。

「もちろん。てか、もう"今日"だけどね。」

時計の針は12時を回っていた。

そう言って笑うと、
林さんも笑った。

「本当だ。じゃあ明日ね。
バイバイ。」

「うん。バイバイ。」
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