嘘と煙草と君とチョコレート
浴衣は好き。

でも、いつもみたいに大股で歩けない上に、
きつく締めた帯が腹を圧迫して苦しい。

思う存分体を動かした後、
鏡に写る自分を凝視して気付いた。

「やばっ!!」

プルプルの二の腕に、
段のついた腹・・・

タイトめのタンクトップのせいで、
その問題点が浮き出ている。

「なるほど!!そういう訳かっ!!」

私は突然理解した。
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