嘘と煙草と君とチョコレート
「・・・いや、別に。
"ふぅ〜ん"って。」

その言葉を聞いた瞬間、
すぅっと体の力が抜けた。


「よかった・・・」

自分でも聞こえない位小さな声で私は呟いた。


今の言葉は、もしかしたら嘘かもしれない。

私がさっき考えた最悪なパターンより、
もっとキツい事を言われたかもしれない。

・・・でも今は林さんを信じたい。
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