嘘と煙草と君とチョコレート
花火をしたあの日以来、
私は何度も"好き"と伝えてきた。

でも、返ってくる言葉は一緒。


「ちゃんと考えてる。」

「待ってて。」

「でもお互い辛くなるし・・・」


私はただ、林さんの気持ちが知りたいだけ。

私の事少しでも好きでいてくれるなら、
今よりももっと進んだ関係になりたい。

そう思うのは、ごく自然な流れだと思う。


でも、林さんは自分の気持ちを言おうとしない。
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