嘘と煙草と君とチョコレート
1時を少しまわったところでストが始まった。

いつもと変わらない風景の中、
いつもと違う私達。
・・・というか、私だけ。


初めてメールをしたあの日から、
私は必要以上に林さんにベタベタしなくなった。

演奏中はもちろん、
休憩タイムでも少し離れた所から見てるだけ。


他のファンの人に対して
"優越感"があったからかもしれない。

あんた達が知らない所で、
私と林さんは繋がってるんだからね!!って。


・・・私って、とことん醜い。
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