嘘と煙草と君とチョコレート
「もし〜。」

「あ〜、俺。何で寝れんの?」

何だか、声が楽しそう。

いつもより聞き取りやすい。

「ん〜、何でだろね。」

そう言って笑うと、
林さんも笑った。


"林さんの事考えてて眠れませんでした"

そんな事、本人に言える訳がない・・・


それからしばらくはいつも通り。

どうでもいい話をした。
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