嘘と煙草と君とチョコレート
やっと
"蒲公英は成長するのか?"議論が終わり
笑い過ぎで痛くなったお腹をさすっていると、
急に林さんの声が変わった。


「あのさ、俺・・・」

肩がピクッと震えた。

何か嫌な予感がする。

林さんは私の相槌を待っているのか、
いっこうに話を続ける気配がない。

「・・・う、うん。」


「俺さ、今度バイト先のお客さんと飲みに行く事になってさ・・・」



「・・・え?」
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