嘘と煙草と君とチョコレート
いた!!


ステージの一番奥に、林さんを見つけた。

歩き過ぎて足が痛いはずなのに、
私は思わず立ち上がった。

あの日と変わらない笑顔に、
また釘付けになってしまう。


2曲目が終わった頃
やっと心臓が落ち着いてきて、
林さん以外のメンバーをしっかりと見た。

そして、音を聞いた。

上手く言葉では言い表せないけれど、
すごく"素敵"なんだ。

一瞬にして林さんだけでなく、
このバンドの虜になってしまった。
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