嘘と煙草と君とチョコレート
「はいはい。
わかったわかった。ハハハッ」

相変わらず口をパクパクさせたままの私と優希を交互に見て、
林さんは笑いながら私の横に座りなおした。


ほんの2週間前の出来事なのに、
ずっと前の事のように思える。

・・・それは多分、
あの日から急激に私と林さんの距離が近付いたからだと思う。

たった2週間だけど、
すごく濃密な蜜月。


でも今以上にもっと林さんの傍にいたい、
林さんが欲しいと思う私は
我儘なのでしょうか?
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