嘘と煙草と君とチョコレート
お風呂から出て部屋で化粧をしていると、
林さんからメールがきた。

[着いたよ。]


時計を見ると、9時をまわったばかり。

「ゔぇ゙〜っ!!
早いって〜っ!!!」


いや、本当は30分もあれば着くと分かっていた。


でも、今の私はすぐに外に出れる状態じゃない。

化粧をする為に前髪はおでこの上で結んであるし、
上はキャミソール一枚だった。

髪も乾かしてない。

慌ててTシャツを着ながらメールを打った。


[あと5分待って!!]
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