嘘と煙草と君とチョコレート
「そっか〜。でも、いいの?
てか、どういうつもりで今日、来たの?」


想定外の質問に、
私は脳みそをフル回転させて考えた。

"林さんに会いたかったから"

それが最初に浮かんだけど、
・・・言える訳がない。


「・・・ってか、あんたが来いって言ったんだがね!!
どういうつもりで私を誘ったの!?」

困った私は逆に聞き返した。

「いや、だって・・・
メールとか電話だと金かかるでしょ?
だったら会って話せばいいかな〜って。」

なぜか少しオドオドする林さんが可愛くて、
私は少し吹き出した。


でも次の瞬間、私の思考回路は完全フリーズした。
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