嘘と煙草と君とチョコレート
「はい、出来上がり〜。」

目の前に置かれたのは、大量のパスタ。

香ばしいニンニクの香りと湯気が鼻をくすぐる。

「うわ・・・すごい・・・」

尊敬の眼差しで見つめる私に、
林さんは胸を張って見せた。

「これぐらい簡単だよ。」


そういえば、林さんのバイト先はイタ飯屋さんだったっけ。

私もある程度料理はできるけど、完敗。


林さんはもう一つ座椅子を持ってきて、
私の真横に座った。


ち、近い・・・
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