嘘と煙草と君とチョコレート
「いただきま〜す。」

よく見ると、私が割ったであろう玉子も入ってる。

一口食べて、感動。

「美味しい・・・」

「本当?一口ちょうだい。」

そう言って林さんは
まだ一口しか食べてない私の手からフォークを奪い取った。

「うん、うまい。」

そう言って二口目も口に運ぶ。


パスタの出来に満足してるのか、
うんうんと頷きながら三口目も口に運ぶ。


・・・全然一口じゃないじゃん!!

フォークに巻き付けるのも忘れて、モゴモゴと口いっぱいに頬張ってる。



・・・可愛い。
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