嘘と煙草と君とチョコレート
大きな背中を見つめていくと、
林さんはクルッと振り向いてニヤリとした。

「覗かんでね。」



「あ・・・
当たり前でしょ〜!!」

焦る私を見て、
林さんはクスッと笑った。

「じゃあちょっと行ってくんね〜。」


お風呂場のドアが閉まってから、
私は床に倒れ込んだ。

「いかん、心臓が持たん・・・」
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