嘘と煙草と君とチョコレート
「ふぁ〜あっちぃ〜!!」

タオルでわさわさと髪の毛をふきながら歩いてきた林さんは、
いつもと同じ格好だった。

つまり、ストの時と同じ、
Tシャツと短パン。

ジャージやスエットを予想してた私は、
度肝を抜かれた。

「・・・え?
そんな短パンで寝るの?」


「あ〜、これ?
だって、今日はさくらちゃんいるから。
普段はパンツ一丁だよ。

・・・ん?
その方がよかった?」


・・・またいつもの意地悪な顔。
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