嘘と煙草と君とチョコレート
「イチロー好きなの?」

「ううん。
うちのお父さんがイチローの事すごい嫌いでさ。
そんな悪い人には見えんのだけどね〜。」

「ふぅ〜ん。」


プチッ・・・


えぇ〜っ!?


林さんは無言でテレビを消してしまった。

「えっ!?何で消すの!?」

問い掛けても何も言わないまま、
背もたれに背中を預けて
両腕を後ろで組んで頭を支えた。

「ねぇ、何で----



----あのさ、胸、何カップ?」


「はぁ〜っ!?」
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