嘘と煙草と君とチョコレート
何をどう答えていいのか分からない私は、
ただ視線を泳がせた。

そこで目に入ったのは、ギター。


「・・・あ、ギターあるじゃん!!
な、何か弾いてよ!!」

わざとワクワクした素振りを見せると、
林さんは少し口を尖らせた。

「・・・まぁ、いいけど?」


・・・助かった〜!!

あのまま見つめらてれたら、
林さんを林さんとして見れなくなってたと思う。

ただの"雄"にしか・・・
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