嘘と煙草と君とチョコレート
「何がいい?」

そう言うと林さんはニコッと笑った。

さっきとは違う、
いつもの林さんがそこにはいた。

そう、この柔らかい瞳が好きなんだ。

ドラムを叩く時の鋭い瞳や、
人をバカにしたような気の抜けた瞳も捨て難いけど・・・


とどのつまり、私はどんな林さんでも好きなのかもしれない。




・・・というか、さっきのあの豹変ぶりは何だったんだ?



「ん〜、やっぱ"口笛"かな。」
< 348 / 380 >

この作品をシェア

pagetop