嘘と煙草と君とチョコレート
ピラッ


・・・Tシャツの裾を思いっきりめくられた。


「・・・ちょっと〜!!」

びっくりして振り返ると、
ニヤついた笑顔の林さん。

この時私は
ローライズのジーパンを履いてきた事を深く後悔した。

・・・絶対パンツ見られたし。

へるもんじゃないとは分かってるけど、
パンツを見る為に私の背後にまわったのかという疑惑が生まれた。


この人はただの変態かもしれない。


私は正座していた足を崩して、
前方へと伸ばした。

勿論思いっきり背中を丸めて。
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