嘘と煙草と君とチョコレート
「もちろんです!!
てか、私の事覚えてますか!?」

「うん、覚えとるよ〜。アハハッ」

軽く笑って答えられると、
本当かどうか信じられなかった。

"さすがに覚えとらんとは言えないか・・・"

そう心の中で呟いてから林さんを見上げると、
林さんはニヤっと笑った。


「手紙読んだよ。」


えぇっ!!??覚えてた!

てか、読んじゃった!?

私は唖然となった。

「あ・・・えっと・・・、どうもっ!!」

急に恥ずかしくなって逃げ帰ってきた私に、
優希がチャチャを入れる。

「顔赤いよー。」

「うるさいっ!!」


林檎みたく真っ赤になっているのが自分でも分かる。
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